光藤 佐 陶展

Tasuku Mitsufuji

Pottery Exhibition

Time & Style Atmosphere

2024.10.25. 金-11.24. 日

レセプション
10.25(金)15 時-
ささやかなお茶とお菓子をご用意して
お待ちしております。

作家在店日
10.25(金) PM
10.26(土) AM





光藤佐さんは山々に囲まれた静かで自然豊かな兵庫県朝来市に自宅と工房を構え、穴窯を用いて作品づくりをしています。穴窯とは江戸時代に登り窯が登場するよりも前の原始的な様式の薪窯で、炎と燃料の影響を直接受けやすいため、温度や焼き上がりのコントロールが難しいとされています。光藤さんは穴窯焼成ならではの偶然性を楽しみながら作品ひとつひとつの個性に着目し大切に作陶を続けています。赤絵の文字が施された碗、面取の白磁徳利、大胆な刷毛目の皿、小さな怪物たち。李朝をベースとし、そこへ幼いころから嗜んできた絵画や書道、詩歌等による光藤さんらしい感性の元で独特な文字や筆さばきが加えられます。日常と非日常の狭間を回遊するように生み出される多彩な作品は、空間に縛りのない自由さを与えます。

Time & Styleと光藤さんの作品が初めて出会ったのは、2022 年にオープンしたTime & Style Milanです。国産の無垢材を用いた私たちの家具は天然木の風合いと温もりが際立ち、光藤さんの作品は素材を活かしながら不随意の美を追求することで唯一無二の魅力を放っています。16 世紀に建てられたミラノの古い建物の中で自然素材の美しさと手仕事の温かみが調和し、日本とイタリアの文化が時を超え自然な佇まいで共存する美しい店舗が誕生しました。

このたびTime & Style Atmosphere(東京・南青山)にて、待望の光藤佐陶展を開催する運びとなりました。緑に囲まれた穏やかな環境に立地する南青山店は、その名の通りTime & Style の雰囲気を体現した空間で構成されています。両者の普遍的な美意識の融合をお楽しみいただければ幸いです。

プロフィール

光藤佐 Tasuku Mitsufuji

1962 兵庫県宝塚市生まれ

1980 京都府立陶工職業訓練校専攻科卒業後、10代の頃から職人となる

1986 京都精華大学美術学部卒業。在学中は素描技法を中心に学び、海外を旅して回る

1989 兵庫県養父市にて独立

2004 兵庫県朝来市に移り工房と穴窯を築く

Time & Style Atmosphere
107-0062 東京都港区南青山4-27-15
Access:東京メトロ 表参道駅 A4/A5出口 徒歩7分
Tel:03-5464-3205

営業時間:11:00 – 19:00 (水曜定休)
営業日のご案内 会期中無休